2023.10.25

Python開発ツールとしてのGoogle Colaboratoryのご紹介

皆様、こんにちは。運営の尾上です。
今回はGoogleの提供しているPython開発ツールであるGoogle Colaboratoryについてご紹介します。

データ分析や、データ分析に使うためのプログラミングを学ぶ際にまず最初のハードルとなるのは環境構築です。
例えばPythonを使用する際には「Jupyter Notebook」という統合開発環境を自身のパソコンにインストールしている人も多いのではないでしょうか。
しかしIT技術初心者だと、何をどうインストールしたらいいか不安な人もいらっしゃるかと思います。

そんな方がより低いハードルで利用できるのがGoogle Colaboratoryです。
まさに、データサイエンスアカデミーではGoogle Colaboratoryを使用して受講を行っていただいております。
まずは自分で触ってみたいけど、どう始めたらいいか分からないという方は是非参考になさって下さい。

そもそもGoogle Colaboratoryとは

Google ColaboratoryはGoogleが用意しているPythonの開発環境で、GoogleのアカウントやGmailアカウントを持っていれば、誰でも無料でインターネットを通してGoogleの仮想マシンにアクセスすることでPythonを使うことができるツールです。
つまり、皆さんが今このブログを見ているWebブラウザ上でPythonの演習ができてしまうのです。
では、それらを使うことでどんな利点があるのでしょうか。

Google Colaboratoryの利点

Google Colaboratoryを使用する利点は様々ありますが、初学者にとっての利点は以下のようなものです。
・パソコンへのインストール等が不要
・Webにアクセスできるのであれば、パソコンのスペックは不問（タブレットPCやスマホでも扱えます）
・Googleの持つGPUを利用できる
・作成したPythonコードの共有がしやすい

環境構築に関してですが、上記の通り、新たにパソコンに何かしらのソフトウェアを入れるわけではありません。
知らないソフトウェアをパソコンにインストールするのは不安を覚える方もいるかもしれませんし、パソコン自体のメモリが少ない・ハードディスクの空き容量がない等の心配とも無縁です。
何より、自身のPCで機械学習に取り組もうとなると、メモリ容量がしっかりとしているパソコンでないと処理が終わらず分析が進まないということも起きますが、Google ColaboratoryではGoogleのもつGPUを利用できますので、高速処理・並行処理が可能です。
パソコンを使用して学習をするうえで、処理が遅くて進まないというのは学びたくても学べないという非常にストレスがかかります。そういったものを回避できるという点でもとても有用なツールですね。

また、作成したPythonコードは自動で自身のGoogle Driveに保存されます。
取り組んだものを講師に相談する際や、人と共有する際にはそのファイルのコピーを渡してしまえば、すぐに見てもらうことができることは、サポートを受ける立場として負担も少なく、より気軽に使えるという点も学習としては優位性が高いですね。

どうやって使うのか

では、そもそもこのGoogle Colaboratoryはどうやったら使えるようになるのかをご紹介します。
使い方は非常に単純で以下の3つを実行するだけです。
　①Google Driveにアクセスして右クリック。
　②「その他」からアプリのインストールを選ぶ
　③Google Drive上でGoogle Colaboratoryアプリをインストールする
以上です。
あとはGoogle Colaboratory用のファイルを新規作成して取り組むだけです。
実際にやってみると10分かからずに完了しますし、使わなかったとしても何か自身のアカウントやパソコンに影響が出るものではないので、試しにやってみてください。
最初のその一歩を踏み出すだけでも、その後の学習のハードルは下がります。

最後に

さて、ここまでGoogle Colaboratoryの紹介とインストールについて記載いたしました。
アカデミーではこういったツールを使用して、学習がしやすいようご用意しております。
今回はツールのご紹介だけでしたが、具体的に「何を」「どう」学ぶのかについて興味のある方は個別相談にてご紹介しております。
個別相談では実際の教材などもお見せできますので、是非一度ご予約の上ご参加ください。
皆様のご参加お待ちしております。