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2023.09.26

リスキリングでは何をリスキリングするべき?

こんにちは。山本です。
前回の記事では、「リスキリングとは何か?」ということにフォーカスしました。
今回は「何をリスキリングするべきか」について書きます。

リスキリングをするメリット

さて、本題に入る前に「メリット」に関して少し考えていきましょう。そもそもリスキリングなんてするメリットあるのでしょうか。リスキリングをするのには時間、そして時にはお金を投資しなければいけません。そんなことまでしてわざわざする必要があるのか。

答えは「必要ある」ものだと考えます。それはなぜかというと・・・前回の記事でも書いたように、「リスキリングに挑戦すること自体」に価値があると考えるからです。

仕事が中心となる生活を送っていると、いつしか所属している会社で取組む業務以外のことはあまり考えられなくなってしまいます。そうなると新しいことに挑戦することに対してやたらと億劫になってしまったり面倒ごとだと捉えてしまい踏ん切りがつかないなんてこともしばしば。かくいう私もそうでした。

しかし今の世の中「安定」なんて言葉は存在せず、ビジネスも社会全体もつねに流動性を求められるようになりました。そんな中、新しいことにチャレンジしなければいけない機会も巡ってくる可能性は誰しも持っていて、そんな時に恐る恐る弱腰でチャレンジするのか、あるいは「チャレンジした経験があるから大丈夫!」と勢いよく挑むことができるかで最初の一歩が大きく違ってくると思います。つまりリスキリングできる状況(=何かに挑戦する時間などが少しでもある)であるのであれば今のうちから始めるべきかと思います。

リスキリングすることの一番のメリットって何かというと、「新しいことにチャレンジできる癖がつく」ということだと思うんです。

何をリスキリングするべきか

さて、本題に入っていきましょう。
「何をリスキリングするべきか」について、人それぞれいろんな考え方があるでしょう。
リスキリングの概念の基本となるのは、「世の中の変革についていくため」なのですが、その考えは社会の潮流がベースとなっています。世の中の流れのためにリスキリングするということを否定はしませんが、あくまでリスキリングは自分自身のために行う行為だということを忘れてはいけないのではと思っています。

世の中が「ITが必要だから」と言っているから「ITをやろう」というのは、これはこれで素晴らしい価値があることなのですが、果たして本当の意味で自分のためになるのか、という疑問が浮かんできます。せっかく時間もお金も投資するのであれば、モチベーション高く継続できる「自分のためになる」リスキリングにしたいですよね。まずは、その観点を重視してリスキリングする内容を選択した方がよいと思います。

さて、「自分自身のため」とは一体何なのか、それは将来自分がどうなりたいか?を考え、そのために必要なことを身に付けることだと考えます。

例えば・・・今の会社で将来的にはデータサイエンスを導入してそれを牽引していきたい、というのであれば、ITの領域の中でも、システム開発言語やインフラを学ぶよりかはデータサイエンスを学んだ方が当然良いです。一方、将来はNETFLIXやYOUTUBEのようなプラットフォームを開発したい、ということであればフロントエンドの領域における開発言語を学習すればよいし、プラットフォームを支えるサーバやクラウドを構築・設計できるようになりたいということであれば、バックエンド系の学習をすればよいと思います。

あるいは・・・サッカーチームのコーチ・監督になりたい、という目標があるのであれば指導者としてのライセンスが必要となります。ライセンスを取るのにも様々な準備が必要です。

つまり、リスキリングは、将来自分がなりたい姿に応じて足りないものを補うための行為だと私は捉えています。いや、何でも良いんじゃん?って話ですが、はい、私は「何でも良い」と思います。

世の中の変革に対応するためのリスキリングとは?

さて、今まで「何をリスキリングするべきか」についてお話しました。そこで私は「自分がなりたい姿に応じて不足しているものを補うのがリスキリングですべきことである」という話しをしました。

一方で「変動し続けるテクノロジーを中心とする世の中に対応していくためのリスキリング」という基本的な概念もあるので、その観点から少し考えてみる必要もあるかと思います。まず「変動し続けるテクノロジーを中心とする世の中」とは何なのかということを少し思い浮かべてみましょう。

いやなかなか抽象的過ぎてイメージ湧きませんよね・・・
私なりのイメージをお話しすると、言い換えると「日々世界中のどこかでテクノロジーによって素晴らしいサービスが産まれ続けている状況」のような話かと考えます。
コンピューターから始まり携帯電話、スマートフォン、タブレット、のようなハード的な製品もそうですし、GOOGLE、YOUTUBE、NETFLIX、AMAZON、LINE、PAYPAY、のようなソフトサービス、全てが「素晴らしいサービス」です。
この素晴らしいサービス達は、どう生まれてきたのか、それは素晴らしいアイディアから生まれています。そしてこのアイディアはそれに属するスキルや能力や知識を兼ね備えているからこそ出てくるものであり、こういった素晴らしいサービスが出てくる状況に対応するということは、サービスがどのように生まれてきているのかを理解し、それに属するスキルや能力や知識を身に付けていくことなのではと考えます。

では、具体的に何をリスキリングすることが良いのか、これに関していえば世の中の潮流を見ながら、興味あることを深掘りしていくことで良い思います。その行為自体が価値があり素晴らしいことです。

しいて言うのであれば・・・AI時代が到来する(もう来てる?)なんてことが騒がれている時代なので、AIのことを学んでいくことは「これからを先取りしていく」という意味では良いかもしれません。しかし、テクノロジーの世界は向き不向きが顕著です。人によってはAIを学ぶこと自体が向いていないかもしれません。やはり時間やお金を投資するのであれば、モチベーション高く継続できるような、有意義な学びにしていきたいですよね。

まとめ

さて、少しはリスキリングについての考え方について共感頂ける部分はありましたでしょうか。
次の記事では「AIのリスキリングについて」を書きたいと思います。

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