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2023.06.23
データサイエンティストのキャリアとその将来性
こんにちは、データサイエンスアカデミーの山本です。
今回はデータサイエンティストという職種のキャリアと将来性について書きたいと思います。
職種の将来性という話題は、特に専門職であればあるほど世の中の技術の進歩によってその姿(将来性)に影響してくるものなので一概に予想できないところが難しいところではありますが、ここ数年でのデータサイエンティストの方々のご活躍などを見ている側として見解を述べたいと思います。
ここでは、以下の順番にお話ししていきたいと思います。
・データサイエンティストというキャリアの魅力
・世の中が求める理想の姿、需要など
・データサイエンティストという職種の将来性
データサイエンティストというキャリアの魅力
どんな職種においても、経験していくキャリアの魅力というものはあるのですが、
データサイエンティストにおけるキャリアの魅力は何かというと、
「キャリアで培われるスキル・能力によって、将来の選択肢が増える」ということだと思います。
一般的にデータサイエンティストの職種について実務経験を積んでいくことで以下の能力におけるビジネス経験が養われます。
(A)ITプログラミングなどのスキル
(B)数学/統計/機械学習などのスキル
(C)ビジネスのスキル(ドメイン知識・課題解決力・問題提起力・コミュニケーション力・プレゼン作成力)
この(A)~(C)の能力を養う経験が多ければ多いほど、その先の選択肢の数もそれに伴って増えていくといってよいでしょう。
ちなみに私たちデータサイエンスアカデミーでは(A)~(C)の基礎スキルを体系的に学習可能となっています。
多くの会社では、順番としては(A)・(B)は入社1~3年目くらいまで、それ以上になるとPMなどの職位になってクライアントと接することが多くなり(C)が養われるといったところでしょう。
一方会社によっては、(A)は既存のシステムがあるからそこまで必要なく、(B)(C)に重きを置いているという見方をしている場合もあります。いずれにしても上記の3つのうち、2つあるいは3つの能力を同時に習得できるという職種は他にはなかなかありません。なかなか無いから社会的な価値も高く評価されるわけであり、またその先の選択肢も増えていくという構造になっているのではと。
シンプルに履歴書・職務経歴書に書ける内容がそれまでよりグンと増えるのではないでしょうか。
世の中が求める理想の姿、需要など
さて、上記でキャリアの魅力についてお話ししましたが、当然魅力と世の中が求めるものはイコールになりません。世の中、企業は技術の進歩に伴い、ますます「ゼイタク」になっていきます。この「ゼイタクさ」を察知して自分を磨いていかないと、単に経験を積んだだけで意味を持たないものとなってしまいます。これがキャリア形成における最大の難関ポイントになります。
では、データサイエンティストにおいてこれから求められることは何かというと、、、ずばり「ビジネスへの接続が出来る人」だと考えます。職種経験年数が多ければ多いほどそこを高く要求されます。(A)と(B)を用いていかにクライアントに近い立場でビジネス課題を解決してきたか、が問われていくわけですね。つまり時代は(C)の経験もある人を最も求めているように思われます。
(A)や(B)の基盤となるスキルを磨きつつ、しっかりと(C)の工程を経験できる位置に身を置けるように会社の中で立ち回っていくということも大事になってきます。
ビジネスの世界ですから、ビジネスの問題を解決できる人を欲するというのは至って当然のことかと思いますが、しかしまぁ世の中はどんどんゼイタクになっていっているわけです。
世の中のニーズに追いついていくって大変ですよね。でもニーズに追いついていかないと、年収もアップしていかないんです。皆さんも(私もですが)世の中のニーズにどんどん応えていってどんどん稼いでいきましょう。
データサイエンティストという職種の将来性
さて、まとめです。データサイエンティストという職種の将来性ですが、結論間違いなく「将来性はある」と思っています。将来性っていったい何なのかというと私の中では「選択肢が増える」ことです。選択肢が増えれば増えるほど、あらゆる可能性を模索して前に進むことができます。人生において選択肢が多いことほど充実して贅沢なことはありません。(なかば自分に「いや、もっとお前頑張れよ」言い聞かせています汗)
一方、データサイエンティストという職種に対する世の中のニーズの将来性というような話をすると、これもまた「将来性はある」と言えます。特にこれから第4次AIブームなんてのを迎えていくと、データサイエンティストの人達の仕事はどんどん増えていくのではないでしょうか。AIを軸に様々なビジネスの創出の機会が増えていくと思います。ターミネーターの映画のようにロボットが人間の心を持つという時代もそう遠くは無いような気もします。
ただし、前述したように世の中のゼイタクさに常に敏感になっていないと、取り残されてしまいます。せっかくデータサイエンティストという職種に就いたのに、数年経っても「あれ、年収が変わらんぞ?いやこの職種向いてないんじゃないか?」となってしまっては勿体ないです。そうならない為にも自身の能力の幅や質を向上していく努力は怠らないように頑張っていきましょう。
まとめ
いやー情報発信で書いているつもりでしたが、いつの間にか自分への戒めのように思えてきました。
内容の半分は一般論的なことのような気もしますが、「時代のニーズをキャッチして追いつく・追い越すことで、将来の選択肢は広がっていく」というのはどの職種・どんなお仕事においても根本的に大事なことであり、参考になれば幸いです。